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Channel: はがき随筆・鹿児島
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シとレでワッハッハ

 鎌、くわ、ねこ車等の小道具を使って日々、五ヶ瀬川のコノハナロードの美化作業をしているが、たまに道具が壊れる。一瞬迷って「壊れました」と整備係のリーダーに修理を頼むと、彼は淡々とすぐ直してくれる。そこで会長がユーモアたっぷりに「また壊したっけ」と言う。「いいえ、よく作業をしたので壊レたんです」と返すと「シとレじゃ大間違いじゃね」と大笑いになる。 ロードには美しい花々と笑いの種がいっぱいある。...

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ウオークラリー

   霧島市横川町、丸岡公園を通り過ぎてさつま町堺を右に曲がると、山ケ野金山を支えた「高木」地区がある。幼少の頃祖父母に育てられた住居跡に梅を数本と、河津桜を植え足した。...

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忘れられない話

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門出の春

 上手に歌い踊ってみせれば先はアイドル? ポーズを決めればモデルかな。本を開きすんなりと物語れば未来は作家? いやいや将来はお医者さんだよネ、と相方の爺、婆に山ほどの笑福と夢を見せながら、孫娘は今年小学1年生になった。...

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まさか

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早春譜

 今年も令和初めての正月に、弟夫婦と凧揚げをした。暖冬の穏やかな日差しの青空へ巻き糸全部ほどく。体の大きい弟が子供のようにはしゃぐ姿に、今昔がよみがえる。 車を停めて様子を見ていたご婦人が降りて来て「懐かしく見ていました。即興で一句詠みました」と紙切れに〝凧揚げのおじさん2人 満の笑み〟と俳句を頂いた。...

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梨の木

 耕作が放棄されている畑の緑に毎年、つる植物に覆われてしまう木があった。何の木か分からないが木も辛かろうと、この冬につる植物を根元から切り払い、枯れ枝なども切ってすっきり樹形にしてやった。...

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2020/05/05

新型コロナウイルスに感染しないよう、気遣いしながら毎日を過ごしている。 そんなある朝、白みかけた東の空を見た。少しも珍しいことではなかった。だがその時、なぜか何とも言えぬすがすがしさを覚えた。ふと「朝はどこから」の歌が頭に浮かんだ。 それは昭和21(1946)年、敗戦で疲弊した国民を励まそうと、新聞社が募集したホームソングの1等当選歌だった。...

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桜の季節に

 家の前の満開の桜が、吹く風にハラハラと花を散らす。 「年年歳歳花相似たり」という。が、桜にとっても、今年くらい寂しい年はなかっただろう。 新型コロナウイルスが楽しい季節に、大きな影を落としている。都市圏では、緊急事態宣言が出された。 しかし、近所の散歩までは規制されていない。友人を誘う。誰かと話したかったといい、手作りのマスクを持参してくれた。...

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今年の春は

 我が家の庭にも暖冬の波が押し寄せて河津桜が2週間も早く満開となり、3月に入ると若葉がおおい春の息吹を感じる。...

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ミニ旅

 新型コロナウイルス禍で外出自粛が叫ばれ、ストレスはたまるばかり。そんなある日、熊本県央の山都町で熊延鉄道写真展が開かれているのを知る。電話で尋ねると会場閉鎖はしていないとのこと。勇んで車を走らせる。...

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ひめくり

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子育てがしたい

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娘は還暦

 3歳ごろの娘が初めてエレベーターに乗ったとき「へえ~」とたまがった声を出し、周囲の人を笑わせていたっけ……。 当時、保育園勤務の私は娘を自転車の後ろに乗せての通勤だった。出掛けの家の戸締り確認は娘の仕事で「大丈夫だよ!」のひと声で出発だ。小学生にもなると下校時に私の仕事場に顔を見せて「お母さん、お米は2合ね」と炊飯器にセットする夕飯の手伝いもしてくれた。...

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ツワブキ

  家内が田舎の百均市場でツワブキを買った。皮をむくのは小生の仕事である。なぜなら認知症の予防になると、手を動かしなさいと任命されているのである。しかし、晩酌にツワの油イタメを食べる楽しみもあるからだ。ツワブキの花は秋から咲いており、山登りの下山時、それを見ることは、達成感と共に何故か安堵感を与えてくれるのである。花は豪華ではないが、健気に咲いた花に心が癒されるのであろう。...

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「渡邉」考

 「わたなべ」という姓は全国に分布し、数の上でも上位にランクされるのではなかろうか。それだけに「邉」の字体も「辺・邊・邉」など多様で、よく「わたなべのなべの字は?」と聞かれる。「べの字ですね。冠の下はハロです」と答える。「邉」に「なべ」という読みはなかろう。...

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もう少しは

 もう少しは生きたいしな。 そんな夢を見たことを思いだした。つい先日、裏山の茂み切りや家周りの草取りをして疲れていた夜だ。母も妻もこの家から病で去り、寂しさの心情もあったのだろう。それに連日のコロナ感染者の方とそれに伴う不幸の方々のご冥福を祈る毎日なのでもある。特に医療従事者の方々の苦労、心労には頭の下がる思いなのである。...

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夕日と甘い風

 キンギアナムが咲いている。カミさんが毎年少しずつ株分けしたもので、それほど数はないが、それでも白とピンクの花が甘い香りを放つ。洗濯物を取り込んでいたカミさん、「ここまで甘い香りが漂ってくるわよ」 午後5時半も過ぎ、夕日を背に受けて帰路に就く看護師さんたちが「あら、甘い香りがするわよ」「ホント、いい匂い」と口々に言いながら通りすぎた。...

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マスクの洗い方

 今まで「使い捨てマスク」と呼ばれていたものは一見素材が紙のように見えるけれど不織布ですから洗えないものか実験してみました。からりと晴れた日を選んで実行開始。まず使用済みのマスクを丁寧に形を整えて、火傷する位の熱湯に衣料用中性洗剤を垂らして1時間ほど浸けておき振り洗いをします(揉み洗いは駄目)あと数回お湯で濯いで日光で干して出来上がり。...

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生きることの尊さ

 半世紀以上の昔、夫が他界し15歳の息子と二人残された。 今、世界は新型コロナウイルスにより、多くの人が闘いいまだ終わらずに続いている。私は昔の苦労と今の苦痛とどちらが大変か考える。 夫の死と時を同じくして地元の鉱山が閉山した。商いで暮らす身は生活の糧を失ったが、今頑張らなければ後がない。 悲しみは生きることの尊さを教えてくれた。息子にはただまっすぐに育ってほしい。いくら働いても疲れなかった。...

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