月が改まり「さあこれからだ」と気合十分の一日を始める。一夜開けると「つまずいたって良いじゃないか人間だもの」。このほほ笑ましい展開には、楽な姿勢になれる。「良いことはお蔭さま、悪いことは実から出た錆」とくると、反省を覚えたり、自然の営みに目を凝らしたりして、精神のバランスをとっている。おかげで単調になりがちな老いの日々にメリハリがついてとても満足。だからかつて子からのプレゼントの日めくりを飽くことなく使っている。 改めて諸行無常を学び、生活がマンネリ化しないよう心しているこの頃です。 鹿児島県鹿屋市 門倉キヨ子(83) 2020/5/9 毎日新聞鹿児島版掲載
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