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Channel: はがき随筆・鹿児島
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山あいで…

 ここは、熊本県五木村の五木源(ごきげん)パーク。ダム建設計画でダムに沈む予定地だったとか。  山あいのイベント会場から駐車場へ歩いていると、かすかにラッパの音が。耳を疑いつつ遠くを見まわした。すると、自転車の後ろにのぼりをたて、こちらに向かって一生懸命にこいでいる姿が。自転車でリヤカーを引いた青年が、まもなく待っている私の目の前で止まった。のぼりには、とうふと書いてある。...

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初笑い

 家庭菜園を初めて4年。種まき時期や連作を嫌う作物などが少しずつわかってきた。今年も季節の野菜がところ狭しと育っている。長雨と暖冬で青虫の成長もよく、お手上げ状態。...

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招福の願いを込め

2016年1月12日 (火) 岩国市  会 員   森重 和枝  今年から、スマートフォンの待ち受けを変えた。開くと、燦燦と輝くダイヤモンド富士が出る。...

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聴くとは

2016年1月15日 (金) 岩国市  会 員   安西 詩代    91歳の女性のお話を聴く。戦後生まれの私には想像もつかない苦しい経験をされている。  先日「私のお習字を見て」と言われた。壁には半紙に「強く明るく生きるのよ」と力強い宇で書いてあった。「生きるのよ」が心にひびく。きっと自分自身のための言葉なのだろう。...

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書を捨てて…

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桃太郎

 桃太郎の昔話がある。以前から疑問に思っていたことがある。お供が犬、猿、キジなのはなぜかということである。犬、猿は人間に近く、お供にするのは普通に考えられる。キジは野山にすみ、人との距離は近くない。...

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回想

 父の四十九日を終え、妻と師走の温泉に来た。時雨にかすむ山々を眺めながら露天風呂に一人。小雨の音、湯水が流れ落ちる音が心地よく、目を閉じる。あれこれ思いがよみがえる。...

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はがき随筆12月度

 はがき随筆12月度月間賞は次の皆さんです。  【優秀作】2日「逃げ道」新川宣史さん=いちき串木野市大里  【佳作】4日「解禁の日に」中馬和美さん=姶良市加治木町  △30日「傘寿を迎えて3」一木法明さん=志布志市志布志...

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聴くとは

2016年1月15日 (金) 岩国市  会 員   安西 詩代 91歳の女性のお話を聴く。戦後生まれの私には想像もつかない苦しい経験をされている。  先日「私のお習字を見て」と言われた。壁には半紙に「強く明るく生きるのよ」と力強い宇で書いてあった。「生きるのよ」が心にひびく。きっと自分自身のための言葉なのだろう。  人生、つらい時、悲しい時、この言葉を心の中で唱えながら自分を応援し生きてこられた。...

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同人誌「花水木」10号

 所属する「岩国エッセイサロン」は昨年末に開設10周年という記念すべき節目だった。その祝賀会と忘年会を兼ねた宴を近くのホテルで開き、盛り上がった。10年ひと昔というが、途中入会で9年4カ月の在籍ながら、あっという間の時間感覚でしかない。それは定年後、エッセイ同好会に費やした時間が楽しかった、子供じみているが正直な思いである。...

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新年

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慈雨

 初めて空手の稽古に出た日、息子は泣いてばかりいた。お仕着せの胴着を嫌がり、親から離れず、最後はぐずぐずと眠った。次の稽古では初めて正座をし、お辞儀を覚えた。今では一丁前に先輩風を吹かせているが、四股を構え、丹田から声を出せるようになったのは年長になってからだ。暖かく見守ってくれた先生や兄弟弟子、父兄の存在なしに今の彼はなかったろう。...

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半分こ

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歩く

 晩秋。庄川べりを歩いた。黒部峡谷を歩いた。上高地のカラマツの林を歩いた。冠雪した北アルプスが私を招いていた。  グレーな高校生活の中で山歩きを覚えた。歩くとカッ、カッとなる登山靴の金具の音に不思議な安心感があり、確かめるように歩くのが好きだった。...

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AIの発達

近年AI(人工知能コンピューター)の発達は驚くべきものがある。今後も際限無く発達するであろう。今まで家電製品、科学技術に大きく貢献し生活を豊かにしてきた。やがては病気の診断なども行うようになると予想されている。  この限りない発達は、やがて人智を超えると考えられている。現に将棋などではプロの棋士をしのぐほどである。...

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ドキュメンタリー

 先週発表になった第70回毎日映画コンクールの受賞者欄を見ていたら、ドキュメンタリー映画賞で、「沖縄うりずんの雨」の名が挙がっていた。「沖縄の近現代史をみつめ、人々の尊厳を伝える」というキャッチフレーズが示す通り、米軍の記録映像を交えて戦中・戦後の沖縄の歴史をたどる作品。「うりずん」は春分から梅雨入りまでの季節を示す方言という。...

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待つ楽しみ

 昨年の春、孫から携帯の初メールが来た。「かぼしまのおじいちん、おばあちん、げんきですか。私もすんちんもげんきです」。すんちんとは弟の駿ちゃんのこと。メールに加え、ファクスで手紙もきて写真とともに部屋に飾るものが増えた。...

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家族

 正月に長男家族と、新婚の次男は嫁を連れて帰ってきた。孫たちは「私も清水です」と嫁にあいさつされ「清水さん」を連発していた。家族が広がるっていいなと幸せに浸っていた。  しかしその後、小3の孫との何気ない会話で「ばあばは私の家族じゃないよ。私の家族はパパとママと弟の4人」。そうなのと驚く私に「パパはばあばの家族だけど」と付け足した。...

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寄り添いながら

2016年1月28日 (木) 岩国市  会 員   横山 恵子 先日、列車に乗ったら、盲導犬を運れた女性2人が前の座席に座られた。  その犬が私の足元に鼻を近づけてきたので、付き添いの女性が「だめよ、やめなさい。犬を飼っておられるんでしょう。犬は優しい人の匂いがわかるんです」と言われたので「犬もわかるんですね」と笑って答えた。...

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正月いにしえ

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