「お母ちゃん、鹿大の公開授業受けるよね」
「うーん、だんだん不安になってきた。90分もつかなあ~」
「今だよ、今! 思ったときに行動した方がいいよ。その授業が来期もあるとは限らないし……」
19歳の一人娘、今春鹿大の2年生になる娘は、まるで監督のようだ。45歳も年上の彼女(私)に、平気で「スタート」を出したり、「カット!」を出す。でも、監督の「スタート!」のおかげで、41年ぶりに鹿児島大学の公開授業の一つ『ライフスキルの心理学』を受けられることになった。感謝している。
鹿児島市 萩原裕子 2016/4/13 毎日新聞鹿児島版掲載