40歳過ぎて出会い、数年後の桜の季節に遠く離れ離れになった人が、わが家のリビングでお茶を飲む日が来るとは。中島みゆきの「紆余曲折を経て……」という歌詞が頭をかすめる。
茶飲み友だちの域に入った、ということか。10年くらい前まではいろんな意味で距離もあったし、結構な障害もあった。
あなたに会いに夜を越えて、と果てなく遠い道のりを車で走ったこともあったけれど、今ではそんな情熱も体力もない。
こたつに入ってお茶をすすりながら、ぽつりぽつりと語る姿は、すっかり爺婆になり果てた感がある。
鹿児島市 本山るみ子 2016/4/14 毎日新聞鹿児島版掲載
茶飲み友だちの域に入った、ということか。10年くらい前まではいろんな意味で距離もあったし、結構な障害もあった。
あなたに会いに夜を越えて、と果てなく遠い道のりを車で走ったこともあったけれど、今ではそんな情熱も体力もない。
こたつに入ってお茶をすすりながら、ぽつりぽつりと語る姿は、すっかり爺婆になり果てた感がある。
鹿児島市 本山るみ子 2016/4/14 毎日新聞鹿児島版掲載