はがき随筆8月度
はがき随筆8月度月間賞は次の皆さんです。 【優秀作】30日「それぞれの証言」中馬和美=姶良市加治木町 【佳作】1日「強行採決」津田康子=鹿児島市宇宿 △14日「平和だからこそ」種子田真理=鹿児島市薬師...
View Article彼岸花
秋が静にやってきているなあと思いながら庭を歩いていると、あっ、見つけた。彼岸花のつぼみ。真っすぐに茎を伸ばし花を咲かせる時を待っている。 二十数年前、M小学校の運動場のフェンス沿いに、真っ赤な彼岸花が毎年、群をなして鮮やかに咲きほこっていた。まるで子どもたちの運動会の練習を見守ってくれているかのようで、ホッと心がなごんだ。...
View Article留学生
休日を利用して、いちき串木野市の薩摩藩英国留学生記念館を訪ねてみた。幕末、薩摩藩の留学生ら19人がイギリスに渡って今年はちょうど150年になるという。記念館がオープンしたのは昨年7月。訪れたのが日曜だったせいか、館内はかなりのにぎわいだった。...
View Article剪定
縁があり、花木を取り扱う会社にパートとして働いていますが、特に草木に関しては趣味の延長として、懐かしく、いとおしい気持ちが湧いてきます。 妻の実家に年一、二回呼ばれるのは家の垣根の剪定をしてほしいから……。 今日も思った以上にアカメガシワの剪定が上手にでき満足しました。トラ刈りがないかなども点検して終えました。...
View Article孫と交流 新聞15年目
2015年9月27日 (日) 岩国市 会 員 片山清勝 この秋、「孫新聞」を作り始めてから15年目、ブログを開設してから10年目という節目を迎えた。いずれも定年後に始めたが、ここまで続いたのは健康で過ごせたからと、そのことにまず感謝している。...
View Article夏の花たち
お彼岸も過ぎましたが、夏の花たちは、今を盛りと咲き誇っています。 クレオメは度重なる虫の外にもめげず、しっかり種を実らせ、ルリマツリももうしばらくは、目を楽しませてくれそう。 鉢植えで頂いた紫色のクレマチスは、咲き終えてプランターに移して数ヶ月、ダメかなと心配しましたが、気付けば可愛い花を一輪咲かせていました。 萩や彼岸花と交代していく我が家の庭。少しずつ秋の気配が漂いはじめました。 by...
View Articleファンになる
福島TVの取材班の人たちだと思いつつ、尾瀬への入り口「山の駅」でバスを降りると、いきなりマイクを向けられた。3世代5人の私たちにどこから来たか、尾瀬は初めてか、行程は、山小屋はどこに泊まるのかなど矢継ぎ早の質問を受ける。 どこかでか見たことある人だがと思っていると「尾瀬と言えば『夏の思い出』ですよね。一緒に歌いましょう」と、音頭を取られる。いい声だ。はるかな尾瀬 遠い空と皆で歌った。...
View Articleぎったまい
団地を歩いていると、夏休みなのに中学校のテニス場では、20人ばかりの生徒が練習をしていた。この暑い中で感心だなあと見ていて気付いたのだが、ボールが皆ギッタマイ(ゴムマリ)なのである。 そうか、中学校は軟球なんだ。私は散歩の途中その事ばかり考えていた。スポーツを普及させるためにベースボール、テニス、ピンポン、皆軟球と硬球がある。世界のどこにもない事だ。...
View Article新築の音
2015年9月30日 (水) 岩国市 会 員 片山 清勝 向かいの新築現場、棟上げが終わると重機の音が消え静かになる。すると、シャッシャと鋸で木を切る音、シュルシュルと鉋屑が舞い出る音、金槌で打つ音など、日本家屋造り独特の懐かしい仕事の音に変わる。 どの音も軽快で単調だが力強く聞こえる。それは、施主の夢を作り上げていく大事な任務を背負っているからだろう。...
View Article置きみやげ
10年くらい前、隣の高校の校長先生が学校の周囲に彼岸花を植えるので、球根を提供してほしいとのこと。我が家も少しばかりの球根をお願いした。 酷暑が和らぎ、朝夕が秋めいてくると、私は高校のフェンス越しに開花を待つ。地域とのつながりを大切にされる先生でした。 秋の彼岸に申し合わせたかのように深紅の花を咲かせる彼岸花。亡き両親や兄と重なり、いとおしく好きな花の一つです。...
View Article毎日ペンクラブ鹿児島 鹿屋で大隅地区例会
3日お気軽にご参加を 「はがき随筆」「女(男)の気持ち」など毎日新聞の人気コーナーへの投稿者でつくる毎日ペンクラブ鹿児島の大隅地区例会を開きます。持ち寄った作品について互いに意見を述べ、よりよい文章作りを目指します。申し込み不要です。ペンクラブ他地区の会員や会員以外の方もお気軽にご参加ください。 日時 10月3日(土曜)午前11時~午後3時(昼食休憩あり) 会場 鹿屋市大手町1-1...
View Article墓参り
今夏、我が家は喜びに包まれた。3人の子のうちまだ独身だった末娘の結婚が決まったのである。 式を前に、婿殿は塩田家の墓と私の実家の墓参りをしたいということであった。ありがたい申し出に胸が熱くなった。そして後日、婿殿の父方母方の墓参りを2人で済ませたという。...
View Article冷調器具に感謝
やけつく日照りの猛暑、クーラー、扇風機がフルに活動し、冷調器具のありがたさが身に染みる。猛暑に絶え絶えに息をする。暑さにめげた人は熱中症にかかり、多くの人が息絶えた。新聞のニュースでは世相をにぎわせ、日中の気温は38~40度を超えた。うなぎ登りの寒暖計は〝水銀が暴れはしないか?〟...
View Article反対語
ふた昔も前、電車で遭遇した、みるからに教育ママと小学生の親子。母親が反対言葉の問題を出し、息子が答えるのを聞いて私もめいっ子に試したくなった。当時彼女は幼稚園児。...
View Article百歳青春
義母が9月に百歳を迎えた。国や市から表彰があり、おいやめいたちがお祝いに集まり、遠方からは生花が届いた。 母は結婚後、終戦まで数年間、北京で生活し、楽しかった外地の話をよくしていた。米寿には乳がんの手術をしたが、6年前に私たち夫婦が横浜から帰り、一緒に暮らしている。...
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