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Channel: はがき随筆・鹿児島
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1986年

 私事だが、29年ぶりに鹿児島支局に赴任したのが今年5月。最初のこのコラムで桜島の思い出を紹介させていただいた。その後、懐かしさもあって休日に自転車で島を一周してみたりした。それから3ヶ月半。今回の噴火警戒レベル引き上げを聞いて、桜島は今も生きた火山だったことを改めて思い知らされた。...

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交流40周年

 体調を整えて鶴岡の40周年盟約交流会に行くことを決めた。市内唯一の交流校へ子どもが通学していたおかげにあずかれたのである。20周年で言ったときは校舎も古かった。しかし西郷を慕った管臥牛との得の交わりを礎とする質実な環境であった。そして20年の交流の月日が流れた。  今回の私の目的は真相なった校、管邸の見学、南洲神社の参詣だったが、いずれもすばらしく目をみはり心うつものばかりだった。...

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8月のオリオン

 8月の末 未明 まだ暗い。シルクロードの小さな駅に降り立った。  広場にでる。まさに天球。満天の星。星たちのさざめきにつつまれていると飛天の薄衣がひるがえる幻覚におそわれる。  我に返る。これは冬の星たちではないか。...

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戦闘帽の父帰る

2015年8月20日 (木) 岩国市  会 員   山本 一...

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懐かしい学級

2015年8月21日 (金)  岩国市  会 員   林 治子...

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平和発信の海に

2015年8月21日 (金)    岩国市  会 員   片山 清勝  「新高山登れ」の暗号電文が旗艦長門から発せられたのは岩国市沖合にある柱島近海だったという。開戦の起点になったことを知った時は複雑な気持ちになった。戦時中、周辺は多くの艦船が停泊や出撃する重要海域で柱島泊地と呼ばれた。そんなことで小さな島も空襲に見舞われ尊い人命を失った。...

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パンプキンサラダ

2015年8月22日 (土) 岩国市  会 員  山下 治子 ウチの八百屋さんが帰って来た。本日の収穫は大小十数個のかぼちゃ。取り立てのかぼちゃは包丁がすんなり入る。これはうれしい。調子にのって切りすぎたかぼちゃは、種を取り皮をむき、蒸して潰して、水にさらした薄切り玉ねきと多めにレーズンを入れ、マヨネーズであえて出来上がり。...

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迷い

 ヨーロッパ旅行をして驚くのは雑草がほとんどないこと。気候のせいとはいえ羨ましい。  日本は高温多湿、降り続く雨に猛然と茂る夏草。屋敷内、農道、畑と夏草との戦いの日々。もちろんシルバーさんも頼む。  夫亡き後、小さな畑ながら人に褒められるくらい、きれいにしてきた。ところが最近、なんだか疲れやすい。頑張り屋の私よどうした? 年齢のせい?...

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新聞チェック

 毎朝5紙に目を通し、がん関連の記事を中心にチェックすることから1日が始まる。気になる記事をコピーし、上司の判断で各課へ配布するのが今年移動になった部署での業務の一つ。...

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いわゆる天文館

 あるけだるい夏の夕方、私は50年前のドドンパはなやかなりし頃の自分を思い出して、天文館のスナックを訪ねて見た。というのも、そのスナックは同級生が営業していたからだ。屋号は「トワ」。探したが見つからない。それらしい所の二階の窓が開いていて、一人の老人が座っていた。同級生の久永だった。  もうスナックは畳んでいた。2人の話は昔の事ばかりだ。...

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平和の重み

 広島・長崎の原爆の日、そして終戦記念の日と、毎年8月は戦争の悪夢が回想され悲傷耐えざるものがある。  思えば、第二次世界大戦に参戦した兵士は、父母妻子をおき、愛別離苦の悲しみに耐え、祖国に繁栄と平和を願いつつ勇んで死地に赴いていった。しかし、戦い利あらずして破れ、多くの若い命を失った。...

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それぞれの証言

 NHKスペシャル「女たちの太平洋戦争」で、前線に配置された従軍看護婦の証言を聞いた。彼女たちは、野戦病院での傷病兵の手当の状況や不十分な看護の無念さなどを語った。命を助ける役目を負いながら命を見捨てるように敗走した自分もさらけ出していた。今も戦争のトラウマで苦しむ人もいた。戦争を体験した人の悲しみやつらさ、悔恨、怒りの深さを思う。...

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伝統の踊り 復活喜ぶ

2015年8月30日 (日)    岩国市   会 員   片山清勝  岩国市の錦帯橋近くで、江戸時代から伝わるとされる「小糠踊」で城下町情緒が残る路地を練り歩く「こぬかの盆」が、約60年ぶりに復活した。  太鼓と笛の音に台わせた甚句調の音頭で「そーら、てっとーてん」の掛け声に合わせて踊る。ゆったりとした曲調と上品な振り付けは、やぐらを囲む現代風の盆踊りとは趣が違う。...

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タイタニック

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居場所

2015年9月 8日 (火)  岩国市  会 員   樽本 久美  父が、あんなに行きたがらなかったデイサービスに行くことになった。父と母と私で見学に行ってみた。1年前にできたので建物もきれいで明るく、男性が多くリハビリに励んでいた。足の悪い母がお世話になっているデイサービスは、女性が多く男性は少ない。...

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高隈の嶺

 日中は残暑がきついが、朝夕はずいぶんしのぎやすくなった。早寝早起きの私は起床と同時に家中の窓を開け放つ。  台所の窓枠に、すっぽり高隈の嶺をはめ込んで、お茶の準備、朝がゆ作りを同時進行。そして、今日の天気の行方を見定める。山が遠のいた感じのときは好天と見てよい。山が近く見える日は〝天気の崩れる兆し〟ということをいつしか学んだ。...

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対象地域

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シフォンケーキ

 腹が立つのでシフォンケーキを焼いた。焼きたてを頬ばっていると、心の水面漂うかなしみが見えてくる。怒りはこのかなしみから生まれるらしい。 70年前不戦を誓い、平和への未知を歩いてきたのに、いま誓いを破る力かうごめいているのでかなしくてならないのだから。  ビッグバンから現代までを1年とすれば、人類は大みそかに誕生したばかりで幼稚なので、愚かな戦争をしたがる。...

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えべっさあ

 また一人、身近な人が94歳で逝かれた。いつも穏やかな笑顔で、この人は怒るという気持ちがないのかと思い、現代の〝えべっさあ〟と見ていた。...

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孫娘帰国

 「鹿児島市青少年の翼」のパース市派遣で、15日間の日程を無事に終えた孫娘が帰国した。  帰宅の第一声が「ご飯たべたい!」。さもありなん。学校では10時にティータイム。お菓子を食べ昼食は軽食。事前研修で身振りを交え「一回りも、ふた周りも成長して帰ります」と笑わさせた通り身体的成長?...

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