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Channel: はがき随筆・鹿児島
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縁側の祖母

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シン・ゴジラ

 話題の映画「シン・ゴジラ」を見ました。主役は若手の政治家や無名の官僚たちです。首相官邸の中も公開され、早口で専門用語を使うセリフは聞き取れず、字幕があればと思いました。巨大生物との戦いは自衛隊と米軍でしたが、うまくいかずに欧米諸国に応援を頼みます。最後は民間企業の持つ設備と技術を利用してなんとか収めます。...

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 妹

2016年11月19日 (土)       岩国市   林 治子   会員  玄関の戸が勢いよく開く。足音が響く。「姉ちゃん、元気していたかな」。大きな声の主は、わが家の「訪問介護士さん」。実は一番下の妹。月2回来てくれる。結婚するまで学校の先生をしていただけあって、すこぶる元気だ。   「なかなか、きれいにしてるじゃん」   辺りを見渡して、ちょつと褒める。私の気持ちをぐーんと引き上げる。...

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検便とがん

2016年11月23日 (水)      岩国市   会 員   片山清勝  高齢者の仲間入りをした頃、家庭医から検便を勧められた。それから年1回、受けるようになった。数年が過ぎた。検便の判定に基づいて諸検査を受けた。大腸がんで手術が必要、と診断された。...

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幸せな人

2016年11月26日 (土) 岩国市  会 員   稲本 康代  朝7時すぎに電話が鳴った。「おはよう。今日は77歳の誕生日だね」「ありがとう。今年は皆さん、喜寿ですね」。主人の同級生の親友からである。  「還暦の時は皆でハワイに行ったね」「総勢10人で楽しかった! ハナウマで泳いだりしました」。思い出話をひとしきりし彼は「仏さんに線香を立てて拝んでおいてね」と言う。「了解! 毎年すみませんね」...

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錆びついた人生観

2016年11月26日 (土)   岩国市  会 員   山本 一 紙コップにコーヒーを注ごうとして、大きくこぼした。  隔週日曜日に妻が玄関先でパンの店を出している。来客者が自由に飲めるようポットとミニ紙コップを置ている。これまで時々テーブルが汚れていて「やり方が悪い」と思っていた。が、ポットは水筒型だ。大型のコップに注ぐようにできていて、口径が小さいとダメなのである。...

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変わりました

 ある時期、若い人は料理に鋏しか使わないと聞いたことがある。それを心外と眉をひそめた主婦の一人だった私が、その料理鋏に頼りっきりの毎日を送っている。硬く大きな野菜には包丁を使うが、まな板なしで使える鋏はとても便利な代物だ。1人分の食事作りは量的に少なくてすむし、一昔前ならお小言ものかも知れない行為を、最近は当たり前のようにやっている。...

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サシバの渡り

 10月10日快晴。台風や雨天後の快晴。一気にサシバが飛び立ち、大きなタカ柱が見られる期待感でいっぱい。  夜明け前、宮崎県都城市の金御岳へ向かう。現地に着くとすでに立派な双眼鏡がずらーり。多くの野鳥ファンが陣取っている。  やがて、眼下の深い森のあちこちから、サシバが上昇するたび歓声があがる。されが群れとなり大きなタカ柱のショーとなる。今日、7544羽の渡りがカウントされた。...

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名曲

 もう14年ほど前になるだろうか、T小学校の運動会のダンス表現運動は「世界に一つだけの花」。曲に合わせて、1.2.3年生で力を合わせて踊った。  ピンクの広く大きな布をみんなで持ち上げ、世界に一つだけの花を咲かせた後、その布の中にパッと入り隠れて、フィナーレを飾った。拍手喝采。 この曲は私も子どもたちも大好きで、朝の会、帰りの会、音楽の時間など教室でもよく歌った。...

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台湾旅行

 10月末、次男の嫁と孫娘が、台湾大学に孫息子が留学しているので一緒に台北へ行こうと千葉から来ました。こんな機会はめったにないと、3人で鹿児島空港から二泊三日の旅に出ました。日本統治時代の昭和3年に創立、戦後台湾国立大学となった台湾一の大学です。校地が広く、大概の建物から歴史が感じとれました。もちろん内部はリフォームされて使用されているのでしょうが。...

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ユッカに花が

 9月のある日、思いもよらない光景に目を奪われた。門柱脇のユッカに花が咲いている。思わず「ユッカに花が咲いてる!」と叫んでいた。乳白色のかれんで優美な花が幾つも連なり、空に向かって咲いている。...

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野菜の高騰

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出水筋残跡

 残念ながら、雨にたたられた妙円寺参りでしたが、これで3年連続、紫原から徳重神社まで歩いた。4か所の関所でスタンプをもらいながらのウオーキングをした。  この国道は通称薩摩街道であるが、T化成工場からは工場敷地内を通ってゆく出水筋残跡である。その工場敷地の一角で社員数名が無料接待されており、温かいお茶とラッキョのおいしかったこと。...

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思い出に生きる

 職場の先輩が「老いとは若き日の思い出に生きる」と言ったことを今、実感する。4年前、市の催す会で、小学生の頃作りたかった万華鏡を作り、回す模様の美しさに感動、あの頃の自分に帰ったようだった。...

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高齢者の運転 医師は忠告を

2016年12月 9日 (金) 岩国市  会 員   安西 詩代    年が近々70歳に到達する運転者が免許更新する際に義務づけられている高齢者講習会に参加した。歩道に人がいる時に停車しなかったり、ブレーキを踏むのが遅れたり。若い時と達うと自覚した。   「運転の危うい高齢者に運転をやめた方が良いと助言しますか」と教官に尋ねた。「それはできない」という。...

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仕 事

2016年12月10日 (土)       岩国市  会 員   吉岡 賢一    95歳を過ぎたころから、母の認知症は徐々に色濃くなってきた。週に1日でもいい、介護を忘れるゆとりがほしい同居人は、母をデイサービスに行かせることにした。  簡単に「うん」とは言わない。手を変え品を変えて勧めるが「わしゃ、ここが一番ええ、留守番もせにゃならんし、どこにも行かん」の一点張り。...

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懐かしい発動機の音

2016年12月13日 (火)    岩国市   会 員   片山清勝  近くのフェスティバル会場の一角から、ボツ、ボツ、ボツという懐かしい音が聞こえる。子どもの頃、農家の庭や田んぼから聞こえてきた発動機の規則的な音に引かれ、立ち寄った。  野ざらしの発動機があると聞けば、保存会員は軽トラックで収集に向かい持ち帰る。それを分解、整備し不足する部品は手作りしてよみがえらせ、展示したという。...

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すてきになあれ

2016年12月11日 (日) 山陽小野田市  会 員  河村 仁美  2歳の孫娘はおしゃまで、いろいろなことをして楽しませてくれる。先日は「すてきになあれ」と言いながら、くるくる一回りして拍手喝采。...

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サプライズ

 夕暮れが早くなり、外も真っ暗になった閑寂の中、音を立てて宅急便がやってきた。孫娘の名前に「ん?」と思いながら、包みを開けるとびっくり。そして胸がいっぱいになった。  大学に通いながら、今年の夏に独り暮らしを始めた孫娘。遠くなり一層の寂しさを感じていた。生後すぐに実家にきた初孫で成長を見てきた。明るく活発で夢に向かって奮闘中である。...

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