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Channel: はがき随筆・鹿児島
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ヒガンバナ

 里山と呼ばれる田園風景は、昔の農村の延長線にある。稲がたわわに実り、田んぼの土手に競い合うよう咲いたヒガンバナである。 土手に穴を開けるモグラから守るために植えられたとの説もあるが、真相は知らない。 かごしま自然百選でもある岩屋観音に久しぶりに訪れた時、旦那さんがフランス人で奥さんが日本人の夫妻と一緒に案内がてら登った。...

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生涯くまもと弁

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妻の小言

 食器をすすぎ洗いしようと水栓を全開にしたら、水が細く噴出して顔に当たった。さびた個所から漏れていた。 食器を洗いながら、妻の小言を思い出した。私が水栓を全開にして食器をすすぎ洗いしていると、そばに来て水の出を弱めながら「無駄遣いしないの」とよく注意された。 翌日、水道屋さんに連絡。新しい水栓に交換した。工事の最後に「水量調整しておきますか」と問われ、すかさず「少し弱めてくれる」とこたえた。...

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庭の虫たち

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今は分かる

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はがき随筆10月度

はがき随筆10月度の受賞者は次の皆さんでした。(敬称略)【月間賞】26日「幸せ者」道田道範=鹿児島県出水市【佳作】▽19日「フェルメールの絵」渡邊布威=熊本市中央区    ▽23日「父をしのんで」小金丸潤子=宮崎市...

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手紙と私

 私は字が汚い。だから長い間手紙を書くことが苦手だった。...

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晩秋の夕暮れ

 あっという間に薄暗くなる秋の夕暮れ、つるべ落としを実感する。ざわざわという大きい音は何? 電線を見ると、スズメの大行列だ。♪チュチュンがチュン 電線にスズメが3羽止まってた♪...

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80歳の感懐

 10月12日に80歳の誕生日を迎えた。「傘寿」という文字からするとおめでたいようだが、そのようには誰もがは思ってはいないように思う。...

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オレンジ系の競演

 パキスタキスに続いてストレリチアが咲き、さらにマリーゴールドが追い掛けてきた。マリーゴールドが咲いたのは今年初めて。最初1輪だけぽつんと咲いていたのが、3~5輪と増えてきたと見ていたら、ここにきてドカッとまとめて開花した。 カミさんに種をまいたのか聞いたら、首を横に振り、小鳥が運んできたのか、風に乗って飛んできたのかも、という。...

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異国の夜汽車で

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喪中はがき

 今年届いた喪中はがきのうち伴侶を亡くしたというものが6枚あった。私と同世代の人が亡くなったとの知らせは、自分の死を連想させる。 父は86歳で亡くなった。私の命は、少なくとも、父親の年齢までは前に続いているような気がする。 でも、吉田兼好さまは、徒然草(155段)で「死は、前よりしも来らず、かねて後ろに迫れり」とおっしゃっている。...

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天の戒め

 朝起きると、台所にあったミカンに穴があいていた。別の所には、黒いフンらしき物が落ちている。「もしや……」。悪い予感は的中。その夜、台所に入るとネズミが飛び出した。 ここ最近、散らかった台所が気になっていたが、それでも掃除を先延ばしにしていた。 天の戒めだろうか? 早速、掃除に取りかかると、気持ちまですっきりした。こんなことなら、早くすればよかった。...

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あの声はどこへ

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モッコウバラ

 「モッコウバラの花言葉は『あなたにふさわしい人』という。逆風吹きすさぶなかの出発となるが、若い二人がこれから向かう米ニューヨークでどんな人生を切り開くのか。今はただ末永き幸せをお祈りする」。朝刊の余録にあった言葉です。...

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ちょっといい気分

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親父とラジオと

 「3時から聞いてるぞ」と親父。八十過ぎの頃だったか。何時も枕元に小型のラジオがあった。昼間の動き疲れで、晩酌一杯でぐったり。「おい、寝る」と言うなり布団にもぐった。夜中にごそごそイヤホンを探す音。ラジオに興味がなかった私は、話を合わせるだけ。八十過ぎに親父の心情が理解できた。...

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つぶやき

 手荒れがひどい。触るとガサガサ音がする。ウィズコロナのいま、外出すれば手指消毒は欠かせない。入店時はもちろん、時には退出時にも消毒する。店のみならず郵便局や銀行、体育館など人が集まる場所では不可欠だ。更に帰宅すれば液体せっけんで二度洗い。手入れという結果にも納得がいく。...

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量り売り

 持続可能な社会づくりということで、商品パッケージのごみをなくす量り売りショップ」が鹿児島でも広がっている。持参した容器で必要な分量だけ買え、食品ロスも減らせる。リーズナブルでエコロジーというわけだ。...

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もう一つの日記帳

 私は学生時代からテーマを決めて書く自由日記と、もう一つの日記帳を持っている。亡き母のメモ日記を引き継いだ3年または5年日記である。今年で5冊目が終わるが、これまでの日々の出来事がよく分かる。 最近は、妻の介護で孫たちとの旅行もできず、行動範囲が狭くなった。さらに、妻に代わって食事の準備と妻の介護、家事全般でますます生活は単調になっている。その中で生きる希望を求めていきたい。...

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