持続可能な社会づくりということで、商品パッケージのごみをなくす量り売りショップ」が鹿児島でも広がっている。持参した容器で必要な分量だけ買え、食品ロスも減らせる。リーズナブルでエコロジーというわけだ。 私たちの子ども時代は、食料のほとんどが量り売りだった。私も醤油、豆腐、米などのお使いに瓶やザル、麻袋を持って出掛けた。しかし当時、環境問題への配慮があったわけではない。今の量り売りも同じような行動に見えても、単純な懐古趣味ではない。「便利さ」のしっぺ返しへの対応策なのだ。 鹿児島市 高橋誠(70) 2021.3.6 毎日新聞鹿児島版掲載
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