
2016年4月24日 (日)
岩国市 会 員 上田 孝
1週間ほど家を空けて帰った時、庭のプランターに菜の花が咲き誇っていた。「あの小松菜が?」。菜の花というのはアブラナの別称だと思っていたが、小松菜も花が咲けば菜の花になることを今回初めて知った。
昨年の初冬に種をまき、間引きをしたり虫を取ったりと結構世話をやいた。その甲斐なく、葉っぱは食べるほどには成長しなかったので、ある時期からほったらかしにしていた。そういえば、出かける前には、とうが立って花の茎が伸びていた。結局この小松菜、食用にならず、観賞用として花瓶に生けられ家の玄関を彩ることとなった。
(2016.04.24 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩国エッセイサロンより転載