$ 0 0 サクラソウがピンクに盛り上がり、すっくと伸びたチューリップが赤白紫、早春の風に揺れている。フリージアがほのかに匂いはじめ、復活玉子もきれいに染めあがった。 こよい「復活の聖なる徹夜祭」。どんなに待ちこがれたことか。物は使っているうちに汚れ、傷がつき、ネジがゆるむ。 復活の主は、私の心の汚れを洗い清め、傷をいやし、新しく生き直すチャンスを与えてくださる。喜び待たずにいられようか。 教会への道すがら、うぐいすの初音を聴いた。 鹿屋市 伊地知咲子 2016/4/24 毎日新聞鹿児島版掲載