2016年4月 9日 (土)
岩国市 会 員 山本 一
5日連続で花見をした。最初は3月30日、岩国市内の公園で趣味の会のメンバー十数人と。まだ三分咲きだった。翌31日は次女と2人の孫、わが夫婦の5人で錦帯橋へ。
3日目の4月1日は別の会のメンバーと、やはり錦帯橋。次の日は、在職中の仲間約10人で昼すぎから午後9時まで。
桜はほぼ満開となり、錦帯橋の屋外桟敷で人と酒と桜に酔う。
5日目は最初と同じ市内の公園、近所のご夫婦と。満開だった。
五体のあちこちにきしみがあるが、5日間を振り返って小さな幸せを感じる。酒が何とか飲める。友がいる。桜をめでる心が残っている。
話はおおむね健康のこと。そうでなければ思い出話だ。将来の夢の話はまずない。「逝くときはピンピンころり」と、一気に夢の先へと話が飛ぶ。
2日目の5歳と1歳の孫相手の日は違った。先も過去もなく、眼前の無邪気さに心を洗われた。来年もまた、つかの間の桜に幸せをもらいたい。
(2016.04.09 中国新聞「広場」掲載)
岩国市 会 員 山本 一
5日連続で花見をした。最初は3月30日、岩国市内の公園で趣味の会のメンバー十数人と。まだ三分咲きだった。翌31日は次女と2人の孫、わが夫婦の5人で錦帯橋へ。
3日目の4月1日は別の会のメンバーと、やはり錦帯橋。次の日は、在職中の仲間約10人で昼すぎから午後9時まで。
桜はほぼ満開となり、錦帯橋の屋外桟敷で人と酒と桜に酔う。
5日目は最初と同じ市内の公園、近所のご夫婦と。満開だった。
五体のあちこちにきしみがあるが、5日間を振り返って小さな幸せを感じる。酒が何とか飲める。友がいる。桜をめでる心が残っている。
話はおおむね健康のこと。そうでなければ思い出話だ。将来の夢の話はまずない。「逝くときはピンピンころり」と、一気に夢の先へと話が飛ぶ。
2日目の5歳と1歳の孫相手の日は違った。先も過去もなく、眼前の無邪気さに心を洗われた。来年もまた、つかの間の桜に幸せをもらいたい。
(2016.04.09 中国新聞「広場」掲載)