$ 0 0 太陽がギラギラ輝いていた。幼なじみとの出会いで、私の生き方が大きく変わり、一日が早く終わる。 「老眼鏡をはずしてまわりが見てくれたら誤解がないのにね」と梅雨の晴れ間の紫陽花がほほえんでくれた。 私は元気いっぱい背伸びして海を見た。そして「ありがとう」と応えた。 我が家から見える真っ赤に染まった太陽に、青春ドラマみたいに「バカヤロー」と叫び、燃える思いをぶっつけた。 気分もスッキリして最高に幸せであった。 札幌市 古井みきえ 2015/6/24 毎日新聞鹿児島版掲載