急用ができ新幹線で京都へ。以前から深い緑に赤茶色の石州瓦が点在する集落が目に入ると山陽路に入ったなという感じを強く受けていた。コロナ禍の自粛もあって数年ぶりの新幹線車窓。山口県内はそうでもなかったが、広島県に入ると石州瓦を乗せた民家が以前より明らかに減った感じがした。地域差もあろうが、10戸くらいの集落のうちせいぜい1戸か2戸。九州ではごく普通の黒っぽい瓦のほかにスレート葺きが増えている。耐震性などを考慮、より軽い方にという選択もあるのか、さりげなく時代の変化を教えられた新幹線車窓のひとときだった。 熊本市東区 中村弘之(85) 2021.7.8 毎日新聞鹿児島版掲載
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