連休に子供たちは帰って来ないので、晴れた日には、放置したままの畑に手を入れ数日かけて夏野菜を植えることにした。畑を耕していると隣家の子供が遊びにやって来る。夕方、母親の呼ぶ声がする。子供が帰ると赤ちゃんの泣き声や夕食の支度をする音が聞こえてくる。
夜、埼玉の次女から連絡があった。大坂の長女が遊びに来て家族一緒に食事している写真に「飲んでまーす」とあった。
連休後半、夏野菜を植え終わった。苗が成長し、収穫を迎える日々に思いをはせる。収穫が終わる頃、次女に2人目の子供が生まれる。
宮崎県串間市 岩下龍吉(67) 2019/6/6 毎日新聞鹿児島版掲載