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Channel: はがき随筆・鹿児島
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アレルギー体質

 十余年の間に腰痛の手術を3度体験しているが、ここにきてまた痛みだした。もう手術はないだろうとは思ったが、恐る恐る診察を受けた。よい薬が出ていると処方してくれた。身体の一部に貼るテープ式だが、その日のうちに痛みが消えた。ところがその翌日、激しい吐き気に見舞われたのだ。私のアレルギー体質が原因だった。...

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のくる

2016年10月14日 (金) 岩国市  会 員   沖 義照 子どもの頃、10月に入ると家族総出で焚き木取りに連れ出された。小枝を小さな束にして背負わされ山を下る。家までの中間点まで運んだところで荷を降ろす。再び上って行き、また荷を背負って中間点まで運ぶ。少し休んだ後、今度はそこから家まで2回運んで全てを持ち帰る。...

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隣のヒノキ

2016年10月14日 (金)     岩国市   会 員   吉岡賢一  隣の空き地のヒノキが枯れた。地主のご夫婦が苗を植えてかれこれ20年、高さ約8㍍、幹の直径約30㌢にまで成長していた。  てっぺんはヒヨドリの展望台であり見張り台だった。茂った枝葉はスズメの避暑地だった。他にも多くの小鳥たちが寄ってきて、まるで木全体がサロンのようになっていた。...

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77年目の日の出

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いつでも傍らに 

 父の命日は8月14日である。お盆の最中で、菩提寺の法要は毎年混雑している。法要の最後にお説法があった。  ある父親が息子をお盆の墓参りに誘ったところ、「行かない。だって、今は家に帰ってきていて、お墓にはいないんでしょう」と言われ、返す言葉がなかったそうだ。その親子の会話に「仏様はいつでもみなさんの傍らにいらっしゃるんですよ」とのお坊さんのお話を聞き、涙があふれて仕方がなかった。...

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初の公式戦

 次男が垂水中央中のソフトテニス部に入部した。小学4年から始め、迷わず入部を決定。練習を重ね、8月の県中学校姶良大会1年の部が初の公式戦になった。初戦は3ペア一番手で会場はいつもの外と違い体育館で練習もなし。本人は緊張していたが相手のミスに乗じ公式戦初勝利を挙げチームに貢献。...

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これって何っ?

 けだるい夏、事務室の電話がジャンジャン鳴るので受話器を取ると「こちらはマルです」と言いやがる。しゃくにさわって「こちらは三角ですよ」と言った。隣に座っていた部長が「何を言っているんだ」と聞くので、「いや、電話でマルだマルだと言うもんですから」と答えると、「バカッ、それは得意先だっ」と叱られた。私はそこで目が覚めた。私は若い頃の夢をみていたのですね。...

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スカイプ

 昔の家族間の連絡は電話であり、声だけではあったが、それで満足したものだ。...

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脊柱管狭窄症

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はがき随筆9月度

 はがき随筆の9月度月間賞は次の皆さんです。  【優秀作】21日「義母」伊尻清子=出水市武本  【佳作】10日「遠い南の空」新屋正興=曽於市大隅町  【佳作】25日「ざんげ」清水昌子=出水市明神町...

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山坂達者

 私より一回り年長の友人がいる。10年くらい前、2人で妙円寺参りに参加した。歩くことは好きだし、20㌔の道のりくらい軽いと思っていた。  しかし、照国神社をスタートし、水上坂で早くも私の足は止まった。彼女はすいすいと登っていく。私がふうふう言いながらやっと坂の上に着くと「右足と左足を交互に出せば前に進むが」と笑っていた。翌年は少しトレーニングをして臨み、なんとかついて歩けた。...

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スペイン語辞典

 TVドラマや小説では、忘れれ物を関係者が偶然見つけることがある。それが事件解決の糸口だったり、人間関係をより複雑にしたりする。でもそれは虚構世界の絵空事と思っていたが。...

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雑草

 炎天下、雑草が一面に繁茂している。耕運して間もない白い畑にもポツポツと草が芽を出し、1週間もすると地面をはいつくばり、畑が隠れるほどだ。オイシバ、メヒシバ、スベリヒユ、コニシキソウ等すごい。最近の名もない外来種もさらに強い繁殖力だ。手入れも水もやらないのにこの生命力だ。引き抜くと、ちぎれてしがみついている。...

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果たそう15回目

 何度目かの友人のさそいにやっと応じて、今年で15回目に至った「県民第九」への参加。年年歳歳同じくむつみ合って来たこの道。始めるとやめられないたちの私も毎年「今年はできるかしら」と老いて懸念している。  しかし四つの声の響きの美しさを恋い、シラーの詩のことばに魅せられるシアワセに自分を託する。平和で崇高なひととき、どうぞ今年もかないますように!...

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田舎暮らし

 子供(9歳)のとき父を亡くした。長男のため家を守る義務があり、憧れの都会に出られず農業の田舎暮らしとなった。  夏から秋は田畑の仕事が多い。山間部のため動物が多く、農作業の前後、イノシシが湿田に生息する沢ガニを食べにあぜや水路を荒らした跡が見つかる。狩猟マニアに通報すると、喜んで「ありがとう、誰にもいっかせやんな(教えるな)ー」と言う。...

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別姓夫婦です

 昨年12月から私は怒っている。選択的夫婦別姓について最高裁が判断を国会に投げたからだ。私たちが結婚した二十数年前、この法案が国会に提出されそうな機運があり、私たちはお互いの人生を尊重したかったので別姓を選ぼうと思っていた。選択制ということは同性でも別姓でもふたりの合意で自由に選べるとしうことだ。しかし頭の固いオジサン議員だけでなく、一部の女性議員たちも反対し続けているのにはがっかりだ。...

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からいも神様

 指宿山川の徳光神社に詣でた。ここには400年くらい前に琉球から甘藷を持ち帰り、藩内に広めた前田利右衛門を「からいも神様」として祭ってある。当時日本列島は飢饉に苦しめられていたが、薩摩藩から餓死者は出なかったという。その後、江戸の青木昆陽は甘藷を入手し、将軍吉宗は栽培を全国に奨励して人々を飢餓から救った。昆陽も千葉の昆陽神社に「いも神様」として祭られている。...

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大らかな国

 カナダ帰りの人の家に大角を持った鹿の首の剥製が飾ってあって、それを見た少女の日以来カナダは憧れの地であった。...

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にんまり

2016年10月27日 (木)       岩国市  会 員   森重 和枝  今年の里芋畑は今も葉が茂り株も太い。掘ってみた。姑から引き継いだ芋作りも10年余りになる。なかなか姑のようにはいかず、毎年がっかりする。...

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古い畳と古女房

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